乾燥豆を使うと、一気に料理に栄養や深みをプラスしてくれます。その一方でう、乾燥豆を使用する際に難しいのは、調理前の適切な浸水方法ではないでしょうか。豆を浸水すことで、消化しやすくし、調理時間を短縮し、均一に炊けるようにできます。今回は、ひよこ豆、ピントー豆、キドニービーンズなどの乾燥豆を調理するための浸し方のコツとポイントをお伝えします。
なぜ豆を浸水するの?
乾燥豆を調理する際に、圧力鍋を使わない限りは、事前の浸水が不可欠です。浸水により豆に含まれるラフィノースやスタキオースなど(人間が適切に消化できない糖分)を分解し、お腹の膨張やおならの原因となる物質を抑えることができます。また、浸水することで調理時間を短縮できるので、時間がないときや大人数で料理をするときには特に便利です。さらには、豆の煮ムラを防いでくれます。
豆の浸水方法
大きなボウルと乾燥豆と水があればできるので簡単です:
ステップ1:乾燥豆を水洗いし、ゴミや小石を取り除く。
ステップ2:豆を大きなボウルに移し、豆の量の4倍から5倍以上の水に浸水する。
ステップ3: 6時間以上または一晩豆を浸水する。時間がない場合は、豆をお湯に2時間浸けておくとよいでしょう。
ステップ4:豆の水気を切り、調理前に冷水で洗う。
浸水する際のコツ
乾燥豆を浸す際の注意点をいくつかご紹介します:
- 硬水やミネラルを多く含む水を使用する場合は、豆を柔らかくするために、お水に重曹を加える必要があるかもしれません。
- 浸水するお水にリンゴ酢やレモン汁を加えると、より風味豊かなおまめに仕上がります。
- 時間がないときは、圧力鍋を使えば浸していない豆を素早く調理できます。ただし、この場合のお豆は消化しにくく、ガスや膨満感を引き起こす可能性があるのでご注意下さい。
調理前に乾燥豆を浸水することで、手軽に豆を料理に取り入れることができます。この記事のコツやポイントを抑え、豆を浸水してから調理すれば、乾燥豆を使った料理をマスターでき、いつも美味しく栄養価の高い食事を楽しむことができます。
ちなみに!我が家では、週末にまとめて豆を調理し、煮豆を冷蔵庫に常備しています。平日は、パッとサラダやシチューに加えたり、つぶしてサンドイッチの具にしたりと、日々の食事にタンパク質を手軽にプラスしています。